コインウォッチ

1990年代製のコルム、「コインウォッチ」が入荷しました。

昨今では大変希少になったアメリカ合衆国のリバティコイン 20ドル金貨がケースとして採用されているこちらの時計。

実際に使われていたコインを職人が2分割にスライスし、その間に薄型ムーブメントを収めて時計として作り上げてしまう。という発想自体が、数多くの先進的な時計を生み出してきたコルムならではかつ、同社を象徴する1本となっています。

リューズ先のカボションにダイヤモンドが使用され、ダイヤルも実際に使用していたコインゆえに細部までエングレービングが施されており、ファッションウォッチという点で見てもクオリティの高さが見て取れます。22金製ではありますが、ケースサイドやラグのコインエッジ、薄型という点から意外にも過度な主張は無く、お使いのシーンを選びません。非常にファッショナブルな一本ですのでお手持ちのアクセサリーと合わせてコーディネートしたり、日々の装いをより豊かにしてくれるでしょう。

コルム社製の手巻きムーブメントを搭載しており、こちらも画像の通り、キズやサビ等の見られない美しい状態です。当時のオリジナルBOXも付属。箱自体のコンディションも良好で、若干のダメージは見受けられますが外箱まで残っています。また、尾錠も18KYG製の純正尾錠が装着してあり、純正品のベルトが付属します。

その高級感溢れる佇まいや、コインゆえの「1点もの」としての希少性。更には、歴代アメリカ合衆国大統領や、ノーベル賞受賞者など、「成功者を象徴する時計」として数多くの著名人に愛用されてきました。日本が高度経済成長期であった80年代から90年代にかけて、先進的な発想から生まれ、様々なエピソードを持つ「コルム コインウォッチ」といえば、懐かしさや、当時憧れの時計だったことを思い出す方も多いのではないでしょうか。

多くのアンティークウォッチを見てきた我々から見ても、時計としてのストーリーや細部のディテールのクオリティの高さ。そしてトータルとして見た時のファッション性も高く、今日においては幅広い世代の方に共感していただける1本だと考えます。

是非、ご検討ください。