Ref.3992 "Clou De Paris"

1991年製のパテック・フィリップ、Ref.3992が入荷しました。

ポーセリンダイヤルにクラシカルなローマンインデックスが映える２針モデルとなります。
サイズは33mmと適度なサイズ感で、薄型のドレスウォッチとしては非常にバランスが良い一本です。勿論、ユニセックスでお使いいただけます。

文字盤は1900年代前半に作られた懐中時計の意匠を感じられるポーセリンダイヤル。ポーセリン(陶器)ゆえの柔らかな色味は、ゴールドケースと相まって肌馴染みが良くドレッシーな装いには勿論ですが、カジュアルな装いでも違和感無くコーディネートに合わせられオールラウンドで活躍してくれます。

ベゼルはギョウシェ装飾である、「クルー・ド・パリ」が施されています。「パリの爪」や「パリの石畳」等様々な名称で例えられる装飾です。細かいピラミッド状の突起が均一に彫られており、光を乱反射させ時計全体の視認性を高めています。いわゆる「機能美」でありながら、この細かく整然と連なる様子から装飾性も存分に感じていただけ、気品溢れる時計の表情を作り出しています。

今回入荷した個体は文字盤の1時位置や2時位置、3時位置付近に1-3cm前後のクラックが数箇所は見てとれるものの、Ref.3992本来のディテールを損なうような大きなクラックではありません。
十分に、お楽しみ頂けるコンディションとなっています。

搭載するのは、自社製の薄型自動巻きムーブメントであるのCal.240。
22k製のマイクローターを有し、自動巻きとしては薄型ながら非常に信頼性も高いムーブメントです。
また、こちらの時計は1991年製表記のアーカイブが付属します。

比較的近年に製造されたモデルですが、パテック・フィリップの技術力とデザイン性の高さが見て取れるRef.3992。いずれはアンティークウォッチのパテック・フィリップを...!
そのように思われている方にも、時計としてのデザイン性の高さやコンディション的にも満足度の高い一本かと思われます。ぜひこの機会にご検討ください。