OREA "Enamel dial"

1990年代製のクロノスイス オレアが入荷しました。
クロノスイスは1983年に時計師のゲルト・R・ラング氏が、古典的なスイス時計を復活させるべく、ドイツ・ミュンヘンに設立したブランドです。弊社では現行品の取り扱いもしていますが、今回入荷のオレアは同ブランド初の量産モデルとして1990年代に登場しました。
特徴は、やはり文字盤にエナメルを使用している点でしょう。銅のプレートをベースに4層に渡りエナメル層を重ねるという古典的手法で造られるエナメル文字盤は、ヴィンテージウォッチの時代のエナメル文字盤と遜色ない質感を持ち合わせます。勿論クラックは無く、ペイントによるローマンインデックスにブレゲ針と懐中時計をも思わせる古典的なダイヤルデザインにも相性は抜群です。また、ケースも時計全体の雰囲気に合わせ、サイドのコインエッジやカボションリューズとダイヤルと同様にアンティークウォッチを彷彿とさせるクラシカルな佇まいです。
搭載するは、1950年代のマーヴィン製手巻ムーブCal.700をブラッシュアップしたCal.C111を搭載。面取りやストライプ仕上げ丁寧にブラッシュアップされており、シースルーバックから美しい仕上げをいつでもご堪能できます。

モデル名のオレア”OREA”は”美しきもの”という意味で、その名に相応しい艶感、透明感のある美しいダイヤルやクラシカルな要素が多く見られる細部の
ディテールが魅力的な一本です。既に生産終了となっているモデルですので、この時計が「アンティークウォッチ」として語られる時もそう遠くはないでしょう。是非この機会にご検討ください。